お父さん、変な影が見えるよ。お父さんには見えないの？
息子よ、あれはただの霧だよ

お父さん、影がこっちに来るよ。お父さん気持ち悪いよ。
落ち着くんだ坊や、ただ枯れ葉が揺れ居てるだけだよ。

お父さん！お父さん！あいつらがやってくる！
僕の中を通り過ぎて、ああ、頭が痛い。助けて父さん！

父親は息子の異変に気付き、　おもむろにスクーターをとめた。
苦しむ息子を腕に抱いて、木々に向かい こうつぶやく。

「ノウマクサマンダバザラダンカン！！！破ぁぁぁぁ！」

清めの一波により　鈍重な闇は去り、
腕の中の息子はすやすやと眠っていた。






魔王の日本語版って笑いをとるために
作ったとしか言いようが無い。